ディック・ブルーナに学ぶモダンアートの楽しみかた
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html
子供の頃読みました。*1。うさこちゃんシリーズ。子供心にも平坦に塗られた背景に深い奥行きを感じたもんですが、この単純明快に至るまでの長い道のり。これが検証できます。なにしろとにかくかわいいんで、すべてOKなのです。
制作秘話
- 下書きはトレシーングペーパーに鉛筆で。一枚完成させるのにやはり100枚下書きを制作することも。
- これを厚手の水彩画用紙に鉛筆で強くなぞり、下書きの溝を作ります。
- この線を黒の絵の具で点描で線をつなぐ!!!ココがあの味わい深い線の秘訣らしい!!
- これを透明のシートに焼き付ける(OHPみたな物)、絵本にしたときのトリミングを検討する。
- 色は透明のシートの下に色紙(ブルーナカラーと呼ばれる6色が基本で限定)で切り絵で制作する。
- この二つを重ねてオフセット印刷してあの作品になるわーけだ。
ディック・ブルーナ名作品紹介
- りんごちゃん (いっしょにあそぼう!ポーズキッズ (4)) ディック・ブルーナの絵本はここから始まった!!!記念すべき第一作はこれ。
- ミッフィーのたのしいテント (ブルーナのおはなし文庫 (16)) なんとここではミッフィーのオールヌードが!!実は当初MIFFYは性別不明だったそう*2
- スナッフィーのあかちゃん (ブルーナのおはなし文庫) ディック・ブルーナの描く糞が観れます。犬の肛門も観れます。
- ミッフィーのおばあちゃん (ミッフィー はじめてのえほん) 『死』をテーマにした一作。不覚にも泣けます。
- ミッフィーのたのしいびじゅつかん (ブルーナのおはなし文庫) ミッフィーが美術館に行って絵描きを志す巻き。アンリ・マティスにブルーナがRESPECtなのは一目瞭然ですが、なんと一番影響されているのはレジェなんだって。
その他作品紹介⇒http://www.ne.jp/asahi/zukidon/haruka/zukizukidouwa/miffy.html
*1:ゆきのひのうさこちゃん (ブルーナの絵本)あたしの原点かもしれないです。読み返してものつくったりするのが好きなのここに原因があるのかもとかちょっと驚愕。
*2: