村上春樹氏にオコナー賞 カフカ賞に続く快挙

2006年 9月25日 (月) 10:45 
【ロンドン25日共同】アイルランドのマンスター文学センターは24日、2006年のフランク・オコナー国際短編賞を日本の作家、村上春樹氏(57)に授与すると発表した。村上氏は今年のフランツ・カフカ賞チェコ)の受賞も決まっており、国際的な文学賞をダブル受賞する快挙となった。
フランツ・カフカ賞の04、05年の受賞者はいずれもその年にノーベル文学賞を受賞している。
選考委員会は声明で、村上氏が「常に誤解に直面している人間の困難な状況」を見事に描いていると評価。「散文小説の名匠による真に素晴らしい作品集」とたたえた。国境の南、太陽の西 (講談社文庫)*1
受賞作は短編集「ブラインドウィロー、スリーピングウーマン」。タイトル作の「めくらやなぎと、眠る女」のほか、最近の作品「ハナレイ・ベイ」「品川猿」など25編を収録し、英国で出版された。

「象の消滅」 短篇選集 1980-1991最近読んでないんですが。十代後半〜二十代前半にどっぷり読みました。読むと心が凪ぎります。&同時期に村上龍もよく読みまして。こっちは気分が攻撃的になりまして。最近またTV*2に出てるのでびっくりです。両者の違いがここに。さてまた10年後は・・・?『常に誤解に直面している人間の困難な状況』かあ…。

*1:羊をめぐる冒険とコレと初期の短編が好き。最近のエッセイも好き。

*2:screenshot