うらわ美術館「フルクサス展−芸術から日常へ」

フルクサス!


小雨の中、時間が無くて小走りに一人でみてきたけど、
一日かけてみてもいいくらいだった。
蕨市に住んでいたことがあるのですが、ここは初めて。昔はなかった。*1*2

見応えあった。ロシア構成主義と作風がぶるな〜という感想でして。発生年代も同年代、国も近い。タイポグラフィー芸術にともとれると思う。この時代の芸術は芸術家が芸術をやる思想がなによりも一番だったのだろう。先走る思考に表現形式が追い付かず、言葉を印刷機で増幅させ、既製品をかき集めて取り繕う。
かつてはパトロンありきで肖像画を制作していた画家達は写真機の登場をはじめ時代の変化に流され、自由に迷いあがく。DADAと。ゆーよーな状態だったのではと勝手な推察。
- REfluxus *3マルチプル(あれBOXだっけな?薬やカードが納まった透明アクリルのケース)は現代も買えるんだ!そうで。ジョージ・マチューナスの借金返済の為に…。
- 卓球台とラケット、真ん中空洞ラケット、グリップが3フィートのラケット、10センチ厚のスポンジ貼りラケット…それは『オレたちひょうきん族』のネタでは?
- グランド・ピアノの弦の中にガラスのボールが、鍵盤に石が。パフォーマンスのVTRも流れていたんだけど、フルクサスの音は奇怪で人の神経を逆ナデルのが趣旨なので平静を保つのに労力を要する。怒ったら負け。

Fluxusとはラテン語で「流動」や「変転」を意味する。
MUSTで読め。です⇒東京ミキサー計画:ハイレッド・センター直接行動の記録 (ちくま文庫)

*1:ホテルの3階にある。ロビーの雛人形

*2:手アイコンはこんなじだいからあったのだよ

*3:マルチプル 【multiple】多様であること。多彩なこと。多重。複合。