痕跡展@東京国立近代美術館

★やっぱAndy Warholさいこう!バスキア [DVD]

五メートル前から中国の山水画の様な面持ちの金色の抽象画2セットに近づいてキャプションをのぞくと「Andy Warhol」とのこと。
タイトル見て「へー、彼らしー」
キャプション見て「うあああ!本当におしっこ??!」思わず仰け反り、友達に「においかいて〜」と頼むと
ノリがいいのでくんくんしてくれて「バスキアの映画にこれの制作シーンあったよ」とにやにや。「GUM paiting」もありました。ふ。
キャプションの文がほんとよく言うよ!と関心!
〜金属塗料を塗った画布での小便による一種の錬金術的実験おこなっている(私要約)〜
たっ、確かに。おしっこ散布する人はビタミン剤を飲んだりと、イイ色が出るように工夫したんだそうです。


★手元に1986年*2イヴ・クライン展の図録がありますが。 

*3*4*5*6
行ってない、オコボレを頂いた。友人はこの展覧会の図録購入をお勧めしてましたが、戦後美術はメディアの発達により、作品はもとよりそれの制作過程の記録までおも楽しめる。 
画布に細かい渦巻模様の下地が施してあって、魚拓ならぬ人拓も故意の仕業に思える程、一瞬が運命みたいに残っている。Yves Klein Editions: Catalogue of Editions and Sculptures EditedYves Klein


★HIGH RED CENTERとYMO 

ARTよりも音楽に詳しい人に
彼ら『*7HIGH RED CENTER』を説明するなら、
一言『ARTのYMO』でOKでしょう。
メンバーは「HIGH・高」高松次郎、「RED・赤」赤瀬川原平、「CENTER・中」中西夏之の3人なのですが、三人三様でありつつ『HIGH RED CENTER』である在り様はそのままYMOと同じ!
*8伝説を読むたび、そうして現在の作品を見る度、わはは笑いの計画がもう一度蘇生する。
*9高松次郎『影(母子)』は木製パネルに描かれた影と、それに打ち付けられた板切れが作る本当の影のグラデーションが絶妙でウナリマシタ…。*10我輩は施主である (中公文庫)
60年代の思想の高さは、高松次郎の『高』くらい高い。
常設展で*11中西夏之の作品がありましたが、若かりしき頃『読売アンデパンダン展』で*12画布にアルミ素材の洗濯バサミをくっ付けたのが、キッチリ伝統王道油絵で瞬いて眩しいです。
おっちゃんらかっこいいよー!!

*1:

*2:http://www.yvesklein.net/

*3:イヴ・クライン・ブルー

*4:炎の絵画制作風景。火炎放射器で豪快かつ繊細な匙加減で炙ってます。

*5:最初の人体測定プリントの試み

*6:これで本当にキャンヴァスに積極的に飛び込む訳です。絶妙です。

*7:http://www.dnp.co.jp/artscape/reference/artwords/a_j/high_red_center.html現代美術用語より

*8:http://www.asahi-net.or.jp/~ee1s-ari/imaizumi2.html

*9:http://www.ycassociates.co.jp/artist/takamatsu/artist00.html影の作品が好きです。

*10:藤森照信氏設計の原平さんちは屋根に韮が生えているのだ。

*11:http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/nmp_j/people/n-nakanishi.html中西夏之

*12:『洗濯バサミは攪拌行動を主張する』1962年制作