Solnze太陽::Aleksandr Sokurov第55回ベルリン国際映画祭コンペ部門出品作品

イッセー尾形

イッセー尾形*1がわりと好きだ。高校の世界史の先生が時間が余ると見せてくれて以来たまに情報を入手する。そう、ドイツで舞台*2を踏んでいたり、ワールドワイドな活躍なのだ。
今回も二年前にアレクサンドル・ソクーロフ監督に昭和天皇に扮したポラロイド写真を送っているんだそうな。
http://www.filmref.com/directors/dirpages/sokurov.html Solntse (2005) - IMDb http://www.sokurov.spb.ru/island_en/mnp.html http://homepage2.nifty.com/deracine/russia/solntse.htmイッセー尾形 in“A ONE AND A TWO”?ヤンヤン 夏の思い出 ノ イッセー尾形 夏の思い出? [VHS]
:::この映画が観たかった理由:::
イッセー尾形がすき。桃井かおりがすき。
そうしてその二人が昭和天皇、皇后を演じるなんてどんなもんだかそらみたい。
::::: hirohito :::::
観終えるのに5回かかりました。寝ました。でも・・・。
『あ、昭和天皇って戦前は神様扱いだったんだな。』日本人として忘れちゃならない歴史です。
『ええ?昭和天皇こんな人だっけ?』神様にして人間に戻った最初の天皇にして、メディアにも初めていっぱい乗っかったお方。なんだなあ。と。私の観た昭和天皇の手を振る姿が思わせた。
作りは静々と(だから寝た)日用品を扱う所作が逐一厳かで茶道の様で、スープ皿回す一場面もあった。
ソクーロフ監督がシナリオも手がけているそうだが、昭和天皇の口癖が『あ、そう』だったとは知らず。作中この台詞を昭和天皇であるイッセー尾形が発するのが冷たい印象でそこが私の中の昭和天皇像とズレタ。私の知っている昭和天皇は晩年のおじいちゃんだ。その遠い眼で手を振る姿が好きだったのだ。
自国を他国籍の人が語るのは興味深い。親日・反親日、共にどこかそれは誇張されて今自分のいるところを外側から浮き彫りにしてくれる。
http://tuboyaki.ameblo.jp/day-20050227.html